ひとりぼっち

いつも幼稚園からの帰り道
「今日は誰とお弁当食べた?」
と聞くのが口癖になっている。

幼稚園で好きなお友達を誘って食べる日が
あってその日は誰と食べるのか興味があるからだ。

ある日、いつものように
「今日は誰とお弁当食べたん?」
って聞くと
「先生と。」
と答えた。
「えっなんで?」
と尋ねると
「だって、一人で困ってたの。寂しかったの。」
という返事だった。
どうも誰も誘ってくれなくて一人でいたに違いない。
「誰も誘ってくれなかったん?自分から食べようって
言わなかったん?」
と聞くと。
「………」

「先生と食べれてよかったやん!」
と気を取り直して言うと
「いやや。お友達と食べたかった。」

心が痛かった。一人ぼっちって寂しい。

家に帰ってそのことをエドワードに言うと
「いいやん。一人で食べれるほど恵まれたことは
ない。寂しい、困ってるということをいうのは
きっと周りがそのような状況のとき”寂しい”、
”困ってる”との言葉を植え付けたに違いない。」
と言っていた。

その通りだと思った。寂しい、困ったといいつつも
そんなに堪えてるような感じではなく、元気に
今朝も幼稚園に行った。

今日、絵を描いて帰ってきた。
「素敵にかけたね。今日は誰とお絵描きして遊んだの?
(聞いてしまうのも悪い癖)」
「一人で」
(え~、また~!!)そんな気持ちを抑えて
「一人で静かに描けるっていいね。」
「皆と描きたかった。」とジェーン。
「でもね、皆と遊ぶのも楽しいけど、好きな絵を一人で
描けるってこともいい事なんだよ。一人でいる事を
楽しむことも大切だよね。マミーもダディーも
時には一人が大好きだよ。」
と言った。

協調性ももちろん大切。でも一人でいることを
恐れる子にはなって欲しくないと思った。
一人でも何でも出来る自立心も大切。
彼女の個性を大切に育って欲しい。

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