基本はあいさつ

その後

無視をするということがすごく気になって、エドワードに話すと
これはいかん!ということになって早速ジェーンにチャンスを
見計らって話してくれることになった。

次の朝、火曜の朝はエドワードが幼稚園へ送って行く日。
エドワードの帰宅後、ジェーンの様子はどうだったか伺った。

エドワード曰く、朝近所のおばちゃんにあって
「おはよう!」と声をかけてくれたにもかかわらず
ジェーンは何も言わなかった。そこで現場を見たエドワードが
幼稚園の道のりの途中、自転車をとめ、座って話したらしい。
「ダディはおやようって言われてなんて答えた?じゃあ、ジェーンは
どうしたかな?」
「だっておばちゃんのメーキャプとてもきれいやったし。。。」
とジェーンは話をそらしたらしい。
「誰かからに挨拶されたら答えないと、それはとっても失礼なことだね。
相手が悲しい思いをするよね。今日はダディーはジェーンの前に
おはようを言わないから幼稚園についたら自分からおはようって言ってみよう。」
と言ったらしい。

ジェーンは泣いていたようだ。

でもちゃんと仲直りをして幼稚園に向かった。

幼稚園ではエドワードがおはようを先に言わずにジェーンだけで75%
は出来たとの事。

お迎えは私だった。幼稚園の先生にもしジェーンがお友達が話しかけてきて
無視するような態度があるか気にかけて下さいとお話した。

子供同士のことだ。ジェーンの言い分もあるし、相手の言い分もある。
幼稚園での現場は私は見てないのであまり言う事もできない。

ただ頭ごなしに現場を見てもないのに怒る事はしたくない。
とにかく少しづつジェーンが思いきってお友達に話しかける
ことができる基礎力をつける手伝いをしなくてはと思った。

次の日、幼稚園へ行く道のりに近所の人にあった。
ジェーンからおはよう!と言っていた。
「ジェーンな、おはようっていうたで!」と嬉しそうに言っていた。

「じゃあ、マミーと幼稚園についたらどっちが大きい声で先言えるか競争
しよう!」と提案した。

幼稚園ではものすごく元気な声で自分から
「おはよう!」と言っていた。

まわりもその変化には気付いたみたいで。
「今日はえらい元気でにこにこやね!」って言われていた。

帰り道、
「マミー、明日もおはようの競争しような!ジェーン、マミーに勝つで~!」
と張り切っていた。

もちろん挨拶は勝ち負けの問題ではない。自分から声を出して相手に
伝えるきっかけを作りだ。
大人も挨拶をきっかけに仲良くなっていくケースはまれではない。
挨拶は相手に”あなたの存在をきにかけてますよ。あなたを受け入れたいんですよ”
というメッセージにとれる。

これをきっかけにお友達と話せていけるようになればいいな。

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